日々是　医術　魔術

しばらくほったらかしになっていたので、久々に手直しをしました。
修正不十分なところもあるので、この夏の休み中にもう少し手を加えたいと思います。  

さて久しぶりに

2020年4月から続けてきた禁煙外来ををやめることとした。
元々専門外の分野で、年間10人程度しか患者が来ない中そろそろやめようかと思っていた。

そこへ厚生局から電話が入った。
昨年度の実績で患者の平均通院日数が基準を下回っているので今年度は100分の70で請求してください。

そんなルールがあったか。
ルールなら仕方ないと受け入れたが、釈然としない。

本来の皮膚科や泌尿器科の診察よりずっと時間をかけ看護師の協力も得て行なってきた禁煙治療は、ほとんど利益がないというか、むしろやればやるほど赤字である。
それを100分の70？
ああ、もう止めろということか、と理解するしかない。
早速辞退届を出した。

届を出したら心が晴れやかになった。
  

第９９回日本泌尿器科学会総会が始まりました。
名古屋国際会議場で本日から４日間の開催です。





元国立がんセンター総長垣添忠夫先生、中曽根康弘元内閣総理大臣、渡辺恒雄読売新聞社会長の鼎談が開かれました。

東日本大震災の話に始まり、日本の医療について１時間１５分にわたって話が進められました。

渡辺氏については、テレビなどから伝わってくることしか知りませんでしたが、今回の話を聞いて日本の医療について真剣に考えていらっしゃることが分かりました。




お昼のセミナーの時のお弁当  

総選挙は民主党の圧勝となりました。
単独過半数を取りましたが、連立を組むといっているところはほっとします。
一党独裁はよくないですからね、、、｡

さて新しい政権に求めたいのは、医療崩壊を食い止めることです。
すでに崩壊状態ですが、このまま診療報酬を下げ続ければ入院できる病院がいつかなくなります。
第一に取り組んで欲しいものです。  

サーモリバースは、水の分子を急激に振動させて皮下脂肪まで加熱し、熱収縮をおこします。
これによりコラーゲンの新生をうながし、シワ、たるみに効果をもたらします。
徐々に熱を加えていくため、従来の施術に比べて痛みを感じにくい方法になっています。
ぬるめのお風呂に入り、徐々に温度を上げていくような感覚です。
顔に施術すれば、顔全体が温泉に入っているような気持ち良さです。
この施術でリンパや血液の流れが良くなり、デトックス（毒素除去）効果、セルライト（皮下にたまった老廃物）除去効果が期待できます。



  

デンマーク製光治療器本体と実際に施術を行うハンドピースの写真です。
透明な部分を肌に接触させ、光を発射します。
光を発射した瞬間、痛みと熱さを感じます。
顔などのしみ・くすみ、ニキビ跡に有効です。
また、むだ毛の脱毛が可能です。
治療効果は１～２週間で現れます。  

医療用のイオン導入器です。
ビタミンＣやトラネキサム酸などの美白成分を、電気的に皮膚に送り込むことができます。
特にこの器械の場合は超音波振動を併用しているので、より効果的であり、また皮膚のマッサージ効果が期待できます。
これまでに施術を受けられた患者様の評判は上々です。  

第96回日本泌尿器科学会総会のため横浜に行った。
結構久しぶりかもしれない。
日帰りの忙しい中での参加だったので、遊ぶ余裕はなかった。



  

紙カルテはそろそろ限界かなと感じていたため、今週月曜日（１０月１５日）から電子カルテを導入した。
急いで書くと自分の字なのに読めなかったり、ページが変わった時に書き間違いが起きたりすることもあったので、前から何とかしたいと考えていた。
急なシステムの変更なのでどうなるか心配したが、今のところ何事もなく動いているし、スタッフの方も混乱はない。
まだ十分カスタマイズできていないところもあるので不自由することもあるが、仕事の内容がコンピュータの中に集約されるのでとても便利である。
もちろんコンピュータばかり見て患者さんの顔を見ない、なんてことにならないように注意している。  

今朝の朝ズバで、“外科医の７０％が当直明けも手術をしている”という記事が紹介されてました。
一般の方から見ると、「えっ、そんなに！」という数字でしょうか？
私から見ると「もっと多いんじゃない？」と感じる数字です。
まあ、翌日が手術日じゃないケースが含まれているんでしょうね。
手術に限らず、当直の翌日仕事が休みになるケースはほとんどありません。
それが勤務医の現実です。
産婦人科であれば、夜中にお産があってほとんど寝ていなくても翌日の診療や手術をやるわけですね。
内科その他についても同じです。
過酷な状況で仕事をしていると次第に体が慣れてくるのですが、やはり限度があります。
医師が健康でなければ、いい診療が行えるはずもありません。
しかしなぜかこの問題について真剣に討論されることは少ないようです。
今後も仕事のきつい科は医師が集まらない、またやめていくという傾向が続きそうです。