今朝の朝ズバで、“外科医の70%が当直明けも手術をしている”という記事が紹介されてました。
一般の方から見ると、「えっ、そんなに!」という数字でしょうか?
私から見ると「もっと多いんじゃない?」と感じる数字です。
まあ、翌日が手術日じゃないケースが含まれているんでしょうね。
手術に限らず、当直の翌日仕事が休みになるケースはほとんどありません。
それが勤務医の現実です。
産婦人科であれば、夜中にお産があってほとんど寝ていなくても翌日の診療や手術をやるわけですね。
内科その他についても同じです。
過酷な状況で仕事をしていると次第に体が慣れてくるのですが、やはり限度があります。
医師が健康でなければ、いい診療が行えるはずもありません。
しかしなぜかこの問題について真剣に討論されることは少ないようです。
今後も仕事のきつい科は医師が集まらない、またやめていくという傾向が続きそうです。